[初出] |
『月刊flowers』2006年4月号〜連載中(小学館) |
[頁数] |
(1)「山へ行く」(16P)『月刊flowers』2006年4月号(以下全て同誌)
(2)「宇宙船運転免許証」(16p)2006年5月号
(3)「あなたは誰ですか」(16p)2006年6月号
(4)「ゆれる世界」(16p)2006年7月号
(5)「メッセージ」(16p)2006年8月号
(6)「ビブラート」(40p/4c2p)2006年11月号
(7)「駅まで∞」(16p)2006年12月号
(8)「くろいひつじ」(16p)2007年1月号
(9)「貴婦人」−メッセージ その2−(16p)2007年3月号
(10)「柳の木」(16p)2007年5月号
memo: 1〜10話までコミックス『山へ行く』(2007)に収録。収録順は初出と異なる。
(11)「青いドア」(16p)2007年8月号
(12)「オイディプス」−メッセージ その3−(16p) ※2007年9月号掲載予定
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[紹介] |
「バルバラ異界」連載終了後に毎号読み切り連載として始まった異色短編シリーズ。
■第4話「ゆれる世界」
和歌山県熊野山中の字宮古生まれの圭児は生まれた時から背中に羽根が生えていた。バタフライ一族は羽根を動かす事で予測できない世界の大変動を引き起こすと言い伝えられている。世界の安定のため羽ばたく事を禁じ生活する圭児だが、娘の美月の羽根が羽ばたくのを目にしてしまう。世界はゆれてしまうのか?
■第8話「くろいひつじ」
父母兄弟のみならず親戚一同揃って音楽好きの中にあってただ1人、歌も下手で音楽が苦手な長男。母が亡くなった後、形見のピアノを焼いて畑に埋めた。亡母の一周忌に家に集った実妹や実弟にそのことを責められる。親戚達が母のピアノの思い出を語り、自分達の音感の良さを自慢し、揃って歌い出すが、1人その場を抜け出す。集団の中の毛色違いである主人公のやるせなさや憤懣を、迫力のある心理描写で描いた。
■第9話「貴婦人」
第5話「メッセージ」の続編。衣装から推測すると、第5話からは少し時代がずれている。謎の黒いマントの男が再び読者の前に姿を現す。
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