【萩研◇超速攻レビュー】
『バルバラ異界』 その1★世界の中心であるわたし 『月刊フラワーズ』2002年9月号(小学館) 巻頭カラー32ページ・萩尾望都作品 |
01
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卯月もよ | ■パンケーキのレシピ教えて |
02
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小西優里 | ■バルバラ異界で温めのお湯に浸かってみよう |
03 | 天野章生 | ■扉がひらくとき |
04 | 岸田志野 | ■行く先のわからぬ船、だが私は乗った! |
05 | 城野ふさみ | ■とにかく読むしかないでしょ? |
▼ パンケーキのレシピ教えて text: 卯月もよ update:2002/7/31 |
精霊の島、飛ぶ子供。予告を見て『精霊狩り』のダーナ達を思い浮かべたのは私だけではないはず。新シリーズはやはりSF。暗い物語のあとは軽いコメディーと予想したがハズレ? 複雑な、要素の多そうな、もしかしたら長ぁくなりそうな、物語が開幕した。 |
▼ バルバラ異界で温めのお湯に浸かってみよう text: 小西優里 update:2002/7/29 |
『残酷な神が支配する』最終回から早1年、過ぎてみれば短くも思う。書店の平台に並べられた『フラワーズ9月号』には端正な少女のアップと、どでかい蛍光ピンクの萩尾望都の文字。心躍るのが止められない。 |
▼ 扉がひらくとき text: 天野章生 update:2002/7/29 |
好きな作家の新作を読むのは、朝早く真新しい雪の上に足跡をつけていくのに似ているかも知れない。きゅっと踏みしめた雪の下ではそれでも馴染み深い肥えた土がある。長い年月の中でたくさん花を咲かせてきた土。雪が溶けると撒かれた種が一気に芽を出し伸び始めるような…。(今は夏だから海開きの砂浜の上を熱い砂を裸足に感じながら遙かに広がる海に向かって駆け下りていくような、なんて言った方がいいんだろうけど。) |
▼ 行く先のわからぬ船、だが私は乗った! text: 岸田志野 update:2002/7/29 |
まったく今更なことを言うようだが、やっぱり雑誌はイイのである。大きくてカラーもある。萩尾望都の見るでっかいでっかい夢の世界を写すには、やはりこのサイズが最低でも欲しい。そんなところから嬉しい、萩尾望都新連載である。 |
▼ とにかく読むしかないでしょ? text: 城野ふさみ update:2002/7/29 |
前編だと思って読んだらあっという間に32ページでビックリ、連載だよ。32ページの間にジグゾーパズルのピースが沢山ばら撒かれて終わってしまった感じ。 |