1955年東京都生まれ。1972年『別冊マーガレット』10月号にて「メガネちゃんのひと りごと」でデビュー。94年「天然コケッコー」連載開始(第20回講談社漫画賞)。代表作「いつもポケットにショパン」「いろはにこんぺいと」「アンコールが3回」「α」ほか多数。
主人公・可南はくせ毛に悩む平凡な中学二年生。コンプレックスから自信が持てずにいるが、唯一、クラスメイトの線だけは気軽に接することができ、その気持ちはいつしか恋に変わっていく。たどたどしくも懸命にひとつひとつの悩みに向き合い成長していく可南の、中高、浪人をへて大学に合格するまでの時期を描いた青春グラフィティ。
有名ピアニストを母に持つ須江麻子と幼馴染の緒方季晋(きしんちゃん)は小学生時代、一緒にピアノを習っていた。中学入学を期にきしんちゃんはドイツに音楽留学。5年後、別々の音楽高校に通う二人は再会したが、きしんちゃんは麻子をライバル視して冷淡な態度を見せ、麻子に意外な事実を告げるのだった。