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漫画作品データ/作家別(き)

木原敏江(木原としえ) きはら・としえ/Kihara, toshie

1948年2月14日生まれ東京都目黒区出身。1969年『別冊マーガレット』(集英社)3月号「こっちを向いてママ!」でデビュー。以後、幅広く多彩な題材とドラマティックな作風で少女漫画に独自の地位を築く。1985年「夢の碑」シリーズで第30回小学館漫画賞を受賞。その他代表作に「エメラルドの海賊」「銀河荘なの!」「アンジェリク」「摩利と新吾」など。2006年は『Beth』(講談社)にて「ふるふる」を連載。

『Beth』(講談社)公式サイトに最新インタビュー


 
  摩利と新吾
[初出]

「摩利と新吾」1977年『LaLa』3月号
「頭文字」1977年『LaLa』5月号
「お花畑不知火の変」1977年『LaLa』7月号
「題知らず」1977年『LaLa』9月号
「わっしょい!」1977年『LaLa』11月号
「夕日にぎんなん五目飯」1978年『LaLa』12月号
「雪」1979年『LaLa』1月号
「緑紅最前線」1979年『LaLa』2〜7月号
「花の桜豪寮生名簿」1979年『LaLa』11月号
「忍ぶれど」1980年『LaLa』2月号
「摩利と新吾」1980年『LaLa』3〜9月号
「乱乱々」1980年『LaLa』11月号
「新吾と摩利」1981年『LaLa』5〜11月号
「浪漫伝説」1982年『LaLa』2月号
「奇々怪々」1982年『LaLa』5〜7月号
「青嵐」1982年『LaLa』9月号〜1983年10月号
「LARGO」1983年『LaLa』11月号〜1984年2月号
(以上全て白泉社)

[頁数] -
[紹介] 明治末、幼なじみの鷹塔摩利と印南新吾は私学の名門・持堂院高校へ入学。歳も立場も違う個性豊かな仲間達と共に、文武に励み夜を徹して語り合う熱狂と騒乱の日々。ふたりは「御神酒徳利」と呼ばれ持堂院の名物コンビとなる。やがて摩利は親友・新吾への恋愛感情に人知れず苦しむように。また新吾も摩利の想いを知り、どう応えるべきか迷い悩む。激動の時代を生きた二人の葛藤と成長、彼らを取り巻く人間模様を描いた青春群像大作。
 
[この作品を読むには]
◆LaLa DELUXE COMICS
『摩利と新吾』
(白泉社/1978?)
*全1巻
◆花とゆめコミックス
『摩利と新吾』
(白泉社/1979-84)
*全13巻
◆PRINCESS COMICS EXCELLENT
『摩利と新吾』
(秋田書店/1987-88)
*全5巻
◆木原敏江全集15〜22巻
『摩利と新吾』
(角川書店/1992)
*全8巻

◆白泉社文庫
『摩利と新吾』
(白泉社/1995-96)
全8巻


 
 
[入手難易度]
★☆☆☆☆
  文庫は新刊で入手可能です。
 
 
 
[コメント及び関連ページ]
あの漫画を今日は読もう/vol.10『寄宿舎』
 
 
data作成:2006/11/17
 

 
  青頭巾(夢の碑)
[初出]

『プチフラワー』1985年1月号〜2月号(小学館)

[頁数] 72ページ
[紹介] 没落貴族である秋篠は桜の精に魅入られるほどの美貌を持ちながらその高いプライドのため平家を怒らせ元服も出来ぬまま苦しい生活を送っていた。許嫁の颯子は王家の血筋を引く姫君。平家の姫君照日は秋篠の美貌を恋い慕い、金と権力で秋篠の後ろ盾となる。二人の女に愛されながら自分しか愛せぬ秋篠だが…。雨月物語を題材に歴史の中にかいま見られる異形のものを華麗にドラマチックに描いた「夢の碑」シリーズ。
 
[この作品を読むには]
     
◆PFBコミックス
『夢の碑』2巻
(小学館/1985)
*全20巻・別巻2巻
*絶版
◆小学館文庫
『青頭巾』
(小学館/1998)
*全13巻
 
 


 
 
[入手難易度]
★☆☆☆☆
  文庫は新刊で入手容易です。
 
 
 
[コメント及び関連ページ]
あの漫画を今日は読もう/vol.17『春の花』
 
 
data作成:2007/4/8
 

 
  杖と翼
[初出]

2000年『プチフラワー』9月号〜2002年5月号、『月刊flowers』2002年6月号(創刊号)〜2005年3月号
『月刊flowers』2006年7月号
■番外編「薔薇に影射す」p241-290(50p)※単行本未収録
■2006年5-6月発行の文庫版に約160ページ加筆。
(以上全て小学館)

[頁数] -
[紹介] フランス革命後の「恐怖政治」の立役者であり、死の大天使と恐れられた美しき天才レオン・ド・サン・ジュスト。彼がまだ何者でもないひとりの少年だった頃、ひなげしの咲く田舎でふわふわ髪のおてんばな少女アデルと出会う。アデルは傷ついた命を再生させる奇跡の手を持っていた。時は流れ、革命のパリで再会したレオンとアデルの物語が始まる。
memo:
「サン・ジュストが最後の演説を邪魔された後、死ぬまでになぜ一言も発しなかったのか?」という史実の謎に、木原敏江がロマンあふれる独自の解釈を読者に示した。池田理代子「ベルサイユのばら」に並び、少女漫画史にもうひとつの“フランス革命”が誕生した。加筆160ページを収録した文庫がおすすめ。[『Beth』インタビューに詳細あり]
 
[この作品を読むには]
     
◆PFコミックス
『杖と翼』
(小学館/2001-05)
*全6巻
◆小学館文庫
『杖と翼』
(小学館/2006)
*全4巻
*加筆あり/番外編は未収録
 
 


 
 
[入手難易度]
★☆☆☆☆
  文庫は新刊で入手容易です。
 
 
 
[コメント及び関連ページ]
あの漫画を今日は読もう/vol.14『コスチューム・プレイ』
 
 
data作成:2007/2/10
 

 
  ふるふるうたの旅日記
[初出]

『Beth』2006年vol.1〜07年vol.2 、vol.4〜vol.6(講談社)

[頁数] -
[紹介] 遊旅芸人・活流(いくる)が雨宿りに寄ったお堂で出会った修行僧・日古(ひこ)は、経を読むと周囲のものが皆眠ってしまうという不思議な力を持っていた。金に汚く日古の力を利用しようとともに旅することになる活流だが、まじめで一途な日古にほだされ、ついつい面倒を見てしまう。聖と俗の二人連れに、落雷とともに日古に取り憑いた記憶喪失の幽霊おぼろ式部を加えた三人の旅を介して和歌のもつ流麗な響き、不思議な言霊の力を描いた。
 
[この作品を読むには]
     
◆KCデラックス
『ふるふる―うたの旅日記』
(講談社/2008)


 


 
 
[入手難易度]
★☆☆☆☆
  新刊で入手容易です。
 
 
 
[コメント及び関連ページ]
あの漫画を今日は読もう/vol.27『図書の家おすすめアドベントカレンダー2008』
 
 
data作成:2008/12/4
 


●書影はamazonアソシエイトプログラムbk1ブリーダープログラムを参照、または、所蔵本を撮影しています。
●[入手難易度]は「たけのこ書林」店主・田中さんにdata作成時点で取材しています。
 たけのこ書林は絶版少女漫画中心のネット古書店。目利きな店主が紹介する楽しいコメントが誘い水。懐かしい一冊に出会えます。

 
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