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漫画作品データ／作家別（か）
花郁悠紀子 かい・ゆきこ／Kai, yukiko

1954年石川県金沢市生まれ。『ラヴリ』同人を経て商業デビュー。76年から80年まで秋田書店『プリンセス』で活躍。80年に胃癌のため逝去。享年26歳。漫画家・波津彬子(はつ・あきこ)は実妹。
〔花郁悠紀子ファンページ〜花に眠れ〜〕
　
　 紅玉の園にて
［初出］ 1977年『ボニータ』秋季号
［頁数］ 41ページ
［紹介］ 代々直系の女性に家督が譲られてきた由緒ある華族の館。家宝とされる大粒のルビー、莫大な財産を狙う親族達は火事で死んだとされた娘るり子に仕立てあげて主人公を館に送り込む。主人公は現当主でありるり子の兄であるゆいに近づき家督を譲るサインを貰うべく画策するが…。少女マンガの王道をいく後味の良いラブコメディ 。
　
［この作品を読むには］
　 　
◆プリンセスコミックス
『夢ゆり育て』(秋田書店／1980) 		◆秋田文庫『夢ゆり育て』
（秋田書店／2000）
 　 　

　
　
［入手難易度］
★☆☆☆☆
 　 新刊は文庫が入手容易ですが、プリンセスコミックスも大きい専門店なら店頭在庫があることも。
〔たけのこ書林の古書ガイド〕「根強い人気の花郁作品は古本でもよく流通しています。」(06/6/30)
　
　
［コメント及び関連ページ］
あの漫画を今日は読もう／vol.1『バラ』
　
　
data作成：2006/6/30		 　

　
　 白木蓮抄（マグノリア抄）
［初出］ 『プリンセス』1979年3月号
［頁数］ 50ページ
［紹介］ 太平洋戦争前後の時代。少女・りよは病気の母と田舎の親類宅に身を寄せた。その家の息子・武史はりよのいいなづけであった。林の中に建つ風見鶏のある洋館で、りよが出会う人々はみな哀しい思いを心に秘めていた。代々の洋館の住人と白木蓮（マグノリア）をめぐる3つの物語で綴るオムニバス。
　
［この作品を読むには］
　 　
◆プリンセスコミックス
『白木蓮抄』(秋田書店／1981) 		◆秋田文庫『白木蓮抄』
（秋田書店／1999）		 　 　

　
　
［入手難易度］
★☆☆☆☆
 　 新刊は文庫が入手容易ですが、プリンセスコミックスも大きい専門店なら店頭在庫があることも。
　
　
［コメント及び関連ページ］
あの漫画を今日は読もう／vol.17『春の花』
　
　
data作成：2007/4/8		 　



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●［入手難易度］は「たけのこ書林」店主・田中さんにdata作成時点で取材しています。
　たけのこ書林は絶版少女漫画中心のネット古書店。目利きな店主が紹介する楽しいコメントが誘い水。懐かしい一冊に出会えます。
　
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